黄金樹のねもとの隠れ家

ダ･ガーンら地球の意思オーリンにより目覚めた伝説の勇者たち

総勢１０体のこの勇者ロボ勢力
その中の４体の空の勇者、通称セイバーズは

今未曾有の危機を迎えていた・・・


「こ、ここも閉まっている！？」
「こっちの出入り口もブロックされてしまっています！！」
「う、うわああああああ！！！」
「ああ！上手く逃げてくださいジャンボセイバー！！！」

狂騒するセイバーズたち
彼らは各々ひとつの空間で叫び、飛び、慌て、焦る
閉鎖された空間は、セイバーズが容易に飛び回る広さがあった

というのも、ここは「轟爆」
割れた地球を移動するために元敵戦艦をＶＡＲＳが改造した新たなる「方舟」である

そしてここは轟爆内部のひと空間
勇者ダ･ガーン勢に与えられたスペースだ

しかしそのスペースの全ての出入り口は、なぜか外部より封鎖され頑強にロックされており
その内部にはセイバーズら４人の勇者が取り残され、右往左往を余儀なくされている
それはこの閉鎖空間にいるもう一体の、正確には４体の勇者が合体した
大地の勇者ランドバイソンに原因がある


「危ないホークセイバー！！」
「うわああ！？や、やめてくださいランドバイソン！！」
「しょ、正気に戻ってくださいランドバイソン！！」
「愛美さーーーん！！ここを開けてくださーーーい！！！」


セイバーズは、混乱の中なんとか今目の前の危機から脱そうと懸命に動き回っている
そんな彼らがなんとしても逃れたいと思う相手こそ、このランドバイソン

様子がおかしいのはもうご理解いただけているだろう、良く見てみればその目は据わっている

ランドバイソンの異変とセイバーズの危機
その原因はほんの数分前のメンテナンスのとき
勇者たちの合体後の調整の際に、補給した燃料が悪かったらしく
補給後、何故かランドバイソンは人間で言うところの「泥酔」状態となってしまったのだ

暴れるランドバイソンを停めようとダ･ガーンたちは奮闘したが
性質の悪いことに制御系まで変調を喫したらしく
暴走するランドバイソンの力量はダ･ガーン勢を遥かに凌駕していた

しかも、ただ暴れているならまだ可愛いかもしれない

ランドバイソンの暴走
その基盤には「セイバーズの捕獲」が見て取れた

人格があれば思考や感情もある、多くの勇者と呼ばれたロボットを見てきた愛美はある結論にたどり着いて

苦笑いを浮かべた


「こんなのあんまりですよ！！」
「まるで生け贄の供物にするようなこの仕打ち！ひどいです！！」
「愛美さーーーん！キャプテーーーン！！開けてくださーーーい！！！」
「我々をここから出してーーーーー！！！」


ロボットであるはずの彼らセイバーズの言動には、深刻な疲労と焦燥が見て伺える
哀れ、まさにその言葉が相応しいこのセイバーズに愛美他伝説の勇者たちは良心を痛めた


（ごめんねセイバーズ）
（ごめんなさいセイバーズ）
（許せセイバーズ）

「ランドバイソンの暴走を止めるにはこれしかないのよ・・・」

最後の良心に
愛美はセイバーズ、ランドバイソンのいるスペースとの通信を全て、切断した


「愛美さん！愛美さーーーん！！」
「きゃああぷてえええええん！！！」
「ロンロンさんでもかまいませんからああ！！」

「「「「助けてくださーーーい！！！」」」」








とりあえず前編終われ＾ｑ＾
笑ってくれたら幸いですっ　自分は文章に笑いを取り入れるような器用な表現できましぇん！！

えっと、なんでしょうねランドバイソンに補給された燃料・・・なんか不純物でも入ってたのかな（
そしてサーセン　ブレサガ設定持ってきました（
まだ遊んでないのに俄か知識で愛美だしました（
とりあえず愛美さん最強という認識がＪ．Ｖ．Ｘ．にはあるのですがよろしいでしょうか？（

・・・ふは！（　じゃあ中編もうｐろうかね！！！

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