黄金樹のねもとの隠れ家

「キャプテン？」
ジャンボセイバーがキャプテンと呼ぶ少年、高杉星史
地球を守護する伝説の勇者たちの隊長になった小学６年生だ
「やるよ、さすがに全部食ったら腹こわしそうだし」
「し、しかし」
差し出されたのはコンビニで買ったパピコの半分
すでに星史は一本の封を切って中身を美味しそうに啜っている
「なんだかんだジャンボセイバーを（任務以外で）使ってばかりだからな」
お礼、そう短く切られてさらに突き出されたそれを、思わず受け取ってしまう
「キャプテンは私を労ってくださるのですか？」
まあ そういうことだな、先より照れくさそうに返す星史にありがとうございます、とジャンボセイバーは目を潤ませる
そんなジャンボセイバーに本当にロボットらしくないロボットだな、と思ってしかし好感がもてるイイ奴なんだと星史は再認識した

任務が終われば勇者たちはそれぞれの日常に戻る
ジャンボセイバーは、内心嬉々とした気持ちを抑えられなかった
それは鉢合わせたビッグランダーの目にも明らかだった
「おう、なんか嬉しそうだなジャンボセイバー」
「ビッグランダー、実は先ほどキャプテンにアイスを頂いたところなのです」
嬉しそうに手に持つパピコが目に入って、なるほどなとビッグランダーは頷いた
（しかしセイバーズばかりズルイな・・・）
この前もホークセイバーが大将から雪見大福を分けてもらった話を聞いたばかりだっただけに
ちょっとセイバーズらが羨ましく思えたビッグランダーだった
「よろしかったら一口いかがです？」
心情が顔に出たのに気を使わせたのか、はたまた彼特有の好意からかそこらへんは曖昧だが
どっちにしても勧めてくるのを断らいでか、ふたつ返事で封の切られたパピコを受け取った
ガリッ　ズルッ
「ええ！？ビッグランダー！！」
「な、なんでぇ！　急に大声だして？」
「あ、すみません・・・いえいえですから」
なんですその食べ方は！と珍しく声を荒げるジャンボセイバーに、ビッグランダーはパピコを咥えたままぽかんと首を傾げた
「な、なんだよ　別に変な食い方じゃねぇだろう？」
「パピコなんですから、パピコをより美味しく食べる方法で食べなきゃパピコを食べる意味なんてないですよ！」
やけに饒舌かつ熱弁のジャンボセイバーに若干引き気味のビッグランダーだが、これはこれで面白いとパピコを差し出し
「じゃあその一番美味い食い方みしてみろよ」
いいですとも、とジャンボセイバーはビッグランダーからパピコを受け取りまず、と先端を口に咥える
「こう固いところを手で―ぐしゅっぐしゅっ―少しずつ解してですね」
「ほう・・・」
「この細い部分を容易に通れるほどまで解してゆっくり吸うんですよ―ちゅー―」
「・・・」
「凍りすぎてるものは根気良く握って―ぐっぐっぐっ―掌の熱で溶けるのを待って、」
「・・・・・・」
「あ、でも温くなってしまったり解けすぎたりしてはダメですのでこう歯で噛んで―がりっざりっ―、」
「・・・・・・・・・」
「こうすれば揉み解すのも―くしゅっくしゅっ―楽ですし、手もさほど悴みませんからね―ちゅー―・・・ビッグランダー聞いてます？」
「・・・ジャンボセイバーその食い方、他の奴の前で絶対やるなよ」
「え？」

すっごいエロいと思うんだ・ｗ・）
あ、この食い方は俺流の食い方です（
実際ジャンボセイバーにこの食い方させたらエロかった・・・
半端なくエロかった・・・
今度ジャンボセイバーはたまごアイスにチャレンジすればいい（書かないよ
そんで食べてるところをビッグランダーに見られてしまえ（書かないからね

あ、ジェットさんはソフトクリームでシャトルさんはカップアイス食べてるのが似合いそうです
ホークさんも雪見食べてほくほくしてたらいいよ、すごくいいよ
ジェットさんは鼻先にクリームつけてたらいいよ、すごくいいよ
シャトルさんは溶けちゃったの舐めたてたらいいよ、すごくいいよ

ナチュラルに人間サイズでスミマセン、ナチュラルに飲食しててスミマセン

でもシバさんに「書くよね？」なんて聞かれたら書くしかない・・・
ど低脳パピコＳＳ！！

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